プラグインのアップグレード・シリーズ第3弾。
独特の「音の抜け無さ」までもが忠実に再現されていたため、
なかなかオケの中で際立つ存在感を出しにくかった。
そういった事実から「M1はもし忠実に再現されていたら、荒っぽい質感とか
独特の奥行きを表現するエフェクトとか期待しちゃうな」と思っていました。
その答えはある意味で正解でした。
実機に忠実度100%とは思いませんが、かなり良いです。
特に '16 Pianoとかの聞き慣れた音色は「ああ、これだ」と思いました。
でもプリセット「PickBass」の強さというか太さ/堅さみたいなモノは
足りない気がする。気のせいかもしれません。
僕の記憶ではKORG M1は「世界で初めてエフェクトにディストーションを内蔵した」
デジタル・シンセだと思っているんですが、
当時は何にでもとりあえずディストーションをかけるのが慣例でしたので
今回もやってみたんですが、ドラム系のプリセットにディストーションを
掛けた感触が凄く当時の様々なスタジオでの作業を思い出させてくれました。
あと、ベース系のプリセットにも贅沢にリバーブ系が掛かっているので、
いちいちバイパスしなくちゃいけないところも、忠実でした。
ああ面倒くさい。
実際に仕事の時に何回か使ったんですが、「ここまでショボかったか?」という
場面もありました。
それは「実機が実際にショボかった」のか、「ソフトだとこんなふうですよ」なのか
もうよく分かりません。
あのなんだか深い世界観、ファットな中低域、妙な波形など、待望です。
というかRolandもJV-80とかU-20とか...ね。
2 件のコメント:
ソフト音源って、リアルなサンプルか、アナログシンセのシミレーションか、のどちらかで、いわゆるPCMシンセ的な音源はありませんよね。01WとかJV990とかがソフト上で気軽に使えたら、僕らの世代は助かりますよね。
少し前まではAtmosphereをパッド専用音源としてはではなく、PCMシンセ的に利用していました。アナログシンセで作った音にキラキラ成分を足したりとか。プリセットのアタックをゼロにしたり、サンプルスタートを後ろの方にしてやることで、それなりにアタッキーに使える音色も入ってたんですよ。
でも今はインテルマック未対応で使えないので困ってます。ベータ版のエミュレーターはまともに走りませんし。Omnisphereに期待ですかね。
そうなんですよPCM系の移植がもう少し選択肢があると嬉しいよね〜。
AtmosphereはほんとPADだけじゃなくて使えますね。
Omnisphere、超期待してます。
Stylusはそのままintelに行って欲しいけど、現状無理ぽいね。
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